店主のつぶやき
<一つの花で三度は感動>2013.6.29
暑くなると庭に咲く花の数は少なくなってきます。
そのなかで同じ花が姿を変えて
何度か楽しませてくれることがあります。
ギンバイソウ(銀梅草)もそのなかの一つ。
左側の写真は開花して間もないときの姿。
右側は立ち姿になったギンバイソウ。
その変化に驚かされます。
青花ギンバイソウも庭にはありますが
今年は咲きそうもありません。
競演してくれたら嬉しさも倍増しますが・・・
桔梗も咲き始めていますが
咲く直前の姿も紙風船みたいで
ユームラスな姿をしていますね。
<文字通り「水無月」の感が・・・>2013.6.6
6月は英語で言えばJUNE。
ローマ神話の女神ユノー(Juno)が語源とか。
日本では「水無月(みなづき)」ということは誰でも知っていますが、
名前の由来は諸説あります。
現代感覚でいうと、(梅雨があるのに水が無いとは・・)という疑問が出てきますが
旧暦の六月なので新暦では七月頃にあたり、
暑さで水が枯れる「水無し月」になるので「みなづき」になったのだということは
よく言われています。
これに加えて農業がすべて済んだので「みなし月」となりこれが転じたという説も
あり、また金田一秀穂氏によれば本当は「水な月」なんだとも言われています。
昔の「な」は現在の「の」という意味なので「水の月」が正しいと解説されています。
農事が終わって田んぼに水を入れる月という意味では上記の説に似ています。
それにしても気象庁が早々と「梅雨入宣言」をした途端、強い日差しと小雨。
山野草を育てている当庭では「みずやり月」を体感しています。
雨が多いが少なかろうがアジサイなどはやはり6月を代表する花ですね。
今、いろんな山アジサイが咲き、目を楽しませてくれています。
<ツバメ交流物語 嬉しくもあり悩ましくもあり>2013.5.8
今年もツバメがやってきました。
初夏の風物詩でもあり
我が家にとっては昔からの嬉しい訪問者。
でも食事処を兼ねた店を始めてから
お客様に粗相があってはいけないと思い
涙を呑んで玄関口の軒下の方に追いやります。
でもツバメはより安全な家の中に住居を構えたいと願い
何度も店の中や座敷に入ってきます。
実は昨年も同様なことを繰り返し
結局、家の外の軒下で巣作り、子育て。
ところが子供が巣立つ直前
子ツバメが姿を消したショッキングな事件がありました。
それからのことは
昨年5月の「店主のつぶやき」のなかで記述していますので
読んでみて下さい。 悲しみと感動の物語がありました。
写真はツバメが店内で思案中の風景です。 (写真の上部をご注目)
<老いても品格あり>2013.4.23
庭の中でいろんな花が咲き、散っていきます。
花の散るさまを観て、人の生き方とダブって考える
ことがあります。
桜のようにパッと散るか
モクレンの終末のように
花弁が汚くなってもベッタリくっついて粘るか
それぞれどちらが良いとは言えないはず。
ヤマシャクヤクは別な姿を見せてくれます。
咲いているときも散る間際も美しさ、品格を
漂わせています。
そんなになればいいな~と感じました。
<春の日に 花の散るらむ>2013.4.5
桜の花びらが風に舞い はらはらと散ります。
店のすぐ側を流れる切戸川にも舞い降り
小さな花筏もできています。
こういうとき思い出すのが、あまりに有名な
紀友則の歌
「久方のひかりのどけき春の日に
しづ心なく花のちるらむ」
そして
三好達治の詩「甃(いし)のうへ」です。
「あはれ花びらながれ
をみなごに花びらながれ・・・」
「もののあわれ」とか「無常」とか
ほんとのところはまだわかりませんが
それぞれが
「春の日の今」の何かを感じ取ればいいのではないでしょうか。
<これからの春もあった>2013.3.31
今やあちこちで桜満開。
ビルの片隅でも山の中腹でも
目立たなかった桜の木が一挙に
華やいだ姿を見せてくれています。
今年は昨年より開花が早いので
気になる桜の木を観に行きました。
中国道を走り広島県芸北へ。
高速道路から観る途中の里や山中には
桜やシデコブシが咲き、春爛漫の景色。
ところが芸北町の山の中に入ると
まだ早春の気配。
目指す「長沢のしだれ桜」は1部咲きも
していないようでした。
推定樹齢400年,直径18mの老木は
冬の寒さに耐えてきた逞しい裸姿を見せていました。
近くの地久院のしだれ桜も同様な姿でした。
「そう慌てるな。これからじっくり咲くのだ」
そう言っているようでした。
山の陰には雪が残っている所もあり
これから楽しむ春が残っていました。
<春の色濃く にぎやかに>2013.3.19
昨日の雨と突風は去り
きょうはまた春の日差しが戻りました。
山から聞こえてくる鶯の声に気持ち良くなり
壺の中で泳ぐメダカの姿に目を細めます。
庭のあちこちでカエルが声をあげ活動開始。
モンシロチョウが飛んでくると
「お 今年も来たか」と声をかけたくなります。
地上には可憐でさわかな姿の花々。
庭の片隅に植えているツツジの「春一番」が
ピンク色で庭の周囲が明るくしてくれています。
更に知人がモクレンや桃などを持参。花を添えてくれました。
いろんな色といろんな声が届きます。
金子みすずではないけれど
「みんな違ってみんないい」
<ウグイスもさわやかに>2013.3.15
きょうは好天気。
朝から店のすぐ南側、切戸川沿いにある
由ケ社の方向から
ウグイスがきれいな声で
「ホー ホケキョ」
15日~16日に開催した「ちりめん細工展」に
来られたお客様にも生声を聞かせていました。
庭では春の山野草が
次々咲き出しました。
「うららか」な日でした。
<可愛くて鮮やかな花が次々と・・>2013.3.12
今、庭ではいろんなイチゲ、雪割草
バイカカラマツ、変わった福寿草などが
次々花を咲かせています。
陽光を浴びてスクッと立つ姿には
思わず魅せられてしまいます。
地上に顔を出し始めたときから
成長の過程を観ていると声をかけたくなります。
例えば寒さが何度もぶり返したとき
身を固くして寒さに耐えた青花菊咲イチゲ。
写真のように鮮やかで可愛い姿を見せてくれています。
ただその姿をきれいに撮ってあげるというのが
なかなか難しい。お伝えするのが難しい。
皆様、直接観てやって下さい。
<珍客来る>2013.3.11
きょう午前11時頃
庭で花の写真を撮っていたときのこと。
カサカサと音がします。
ときどき鳥が地上で音をたてることがありますので
さして気にしませんでした。
そのうちヒョイと音の方向を見ると
何と春の日差しを浴びたきれいなイタチが
小走りに走って行きました。
キツネ色したきれいな毛。長い尾。
ビックリしてカメラを構えるのが遅くなり
しかもマクロレンズのため捕捉できず。
視界から消えてしましました。
以前、タヌキのカップルが出て
今度はイタチ。
今度こそ撮ってやろう。
イタチゴッコにならないように。
<春をケーキづけ>2013.3.5
きょうは二十四節気の一つ 「啓蟄」
地中に冬籠りしていた虫が穴を這い出てくると言われています。
当庭では虫ではなくカエルが今月初めに地上に顔出し。
春の光を浴びた山野草はあちこちで咲き出しました。
節分草や雛祭草の花は終わり、今はバイカオウレン、雪割イチゲや
菊咲イチゲ、ルリイチゲなどが賑やかに咲いています。
三段咲福寿草も開花中です。
でも折角、花たちが咲き出し、観て頂きたいのに
本日の食事の予約客は残念ながらゼロ。
ただ1日~2日に開催した「我楽多市」の出品者の方が
午前中と昼下がりに 2名ずつそれぞれケーキ持参で来られたので
一緒にお茶を飲み、庭の花も観て頂き歓談。
営業はせずケーキづけをした日となりました。
<雨のなかオープン>2013.3.2
3月1日(金)雨のなか再スタート。
1日(金)~2日(土)は「きまぐれ市」(弥生の我楽多市)開催。
遊休品、骨とう品、服、着物などが予想以上に集まりました。
10時のオープン前からお客様が来店されビックリ価格の
良い器、骨とう品などはやはり早く売れました。
小皿などは50円~100円からありましたから
買いやすいものが多かったと思います。
それでも動きの良くない品もあり課題は残りました。
もっと多くのお客様に見て頂くべく、PRをもっと
すべきだっとと反省。
それに食事をお出ししながらイベントを併行して行うのは大変。
有志の方に手伝って頂き、2日間、なんとか応対できました。
購入して頂いたお客様、手伝って頂いた方とお話ししてみると
喜んでおられたのでほっとしました。
<どうぞいらっしゃ~い>2013.2.27
3月1日の営業再開が近づいてきました。
1日(金)~2日(土)はきまぐれ市
(弥生の我楽多市)を開催します。
お客様有志からどれだけ品をお持ちいただけるか不安でしたが結構集まりました。
高価であっただろう器、壺、服、小物、骨董品等々が並びます。
買い求めやすいように元値の半額~1/5以下の価格が表示してあり。
なかにはブランドの子供服で100円とか200円のものも
あります。
儲けるというより、どなたかに喜んで頂き、
生かして頂ければ 嬉しいという方ばかり。
折角そういう思いの方が出品されているし
当店での場所代等も頂きませんので
多くの方に気楽に来て頂きたいなと願って
います。
人も品も縁が広がり
まさに縁日とならんことを希望します。
<春 動く>2013.2.20
春の足音は聞こえているのに
寒の戻りがあり、足踏み状態。
それでも日が差してくると
寒さに耐えた小さな花たちが
少しづつ開花し始めました。
節分草はもうだいぶ咲きそろいましたし
きょう一日で福寿草「紅ナデシコ」が咲きました。
開花直前から開花まで観ていると
まさに「春動く」という印象。
観ている人間も小躍りしそうです。
八重咲菊咲イチゲ「雪の精」、雪割イチゲ他も
咲き始め出しました。
皆様に観てもらいたいです。
<お雛様が先>2013.2.8
雛祭草が節分草より早く咲きました。
節分草も咲きかけています。
昨年より10日~2週間早く咲く見込み。
この頃の気温が昨年より暖かかった証拠でしょう。
春立ちし 明るさの声 発すべし
細見綾子
立春になって今まで暗く寒かった冬も終わりになる。
明るい声をあげよう
という意味のようですが
立春(4日)を過ぎるとそういう気も起きてきます。
でも気候も景気も寒の戻りはあるでしょう。
春の光を背中に十分感じるのは何日頃でしょうか。
<春の息吹き>2013.2.3
きょうは節分。季節の変わり目。
昨日から日差しが和らいできましたので
庭のところどころに開花の兆しが見えてきました。
既に福寿草、ロウバイ、マンサクは咲き、
昨日には雲竜梅と梅花オウレンの一番花が咲きました。
節分草もいくつか地中から頭をたげましたが
節分の日に開花とはいきませんでした。
むしろ雛祭草が先に咲きそう。
さてどんな顔になるでしょう。
<春 発見!>2013.1.15
今、「野草の庭」の山野草は寒さに耐えています。
華やかな花はありません。
「万両」、「千両」などの赤色の実
「竜のひげ」などのブルーの実などが
色を添えています。
そんななか、福寿草が咲きました。
12日に咲きかけ、寒さにまた身を閉じ
15日に再び咲きました。
ロウバイも間もなく咲くでしょう。
黄色の世界が少しづつ広がっていくのが楽しみです。
<あれほどあった柿が・・>2013.1.9
鳥の食欲にビックリ!
といったところでしょうか。
先日まで枝にたくさん残っていた柿の実が
すっかり鳥に食べられました。
庭の柿は人間が食べないで
すべて鳥様のもの。
いつでも気楽においで
そう呼びかけています。
メジロなどは柿がなくなっても
毎日、顔を出してくれています。
「メジロが目白押し 」
こんな風景を楽しみにしています。
<キツツキの如く>2013.1.5
庭の木々は葉っぱをことごとく落とし
寒空の下、力強く立っています。
でも柿の実はまだたくさん残っています。
そこにヒヨドリ、モズ、メジロなどが
群がり、すごい勢いで柿をつついています。
キツツキの如く・・というのはやや大げさ
ですが・・
その数、20羽を超えます。ヒヨドリやモズが
来ると小さな鳥は逃げますが、今年は
メジロが結構、粘って食いついています。
10羽はいるでしょうか。その粘りに大きな鳥も
目をシロクロしているのでは・・?
<謹賀新年>2013.1.1
明けましておめでとうございます。
辰年から巳年へ。
朝、起きてみると
うっすらと雪景色。
新しき年の始の初春の
今日降る雪のいや重け吉事(いやしけよごと)
大伴家持
が浮かんできますね。
1月1日の毎日新聞「季語刻々」に
としつむや年々に年の美しき
井上士朗
の句が載っていました。
年を重ねるごとに新年を美しく感じるように
なったという句。
そういう境地になりたいものですね。
益々良い年になりますように。
<自分の鏡を磨く>2012.12.30
年末の大掃除。
いつも家内が中心になってやってくれて私は側面支援。
洗面台の鏡を磨いてみようかと丁寧に拭くと
自分がくっきり映し出されてきました。
自分の顔を見て、66歳の「履歴書」として出すのは恥ずかしい。
改めて「自分の鏡」を磨かなければいけないと感じました。
来年はもう少し「いい顔」になる努力をしなければいけないし、
世間の「いい顔」をした人たちに会いたいなと願います。
良いお年を。
<不思議で面白きもの>2012.12.27
12月27日、夕日を観ようと上関に行きました。
しかし他の用事があり現地に着くのが遅くなり
狙っていたビューポイントまでには行きつきませんでした。
それでも、海に沈むきれいな夕日を楽しめました。
柳井経由で帰る途中、お稲荷様の鳥居が目に入りました。
薄暗くなった坂道をゼイゼイ言いながら
高台にあるお社まで登って行き、お参り。
そこから沈んだ夕日のあとの雰囲気も楽しみました。
更に車を走らせていると、澄み切った月の光が
海の上で帯状に輝く光景にみとれそうになり停車。
車を降り、静かな景色をゆっくり楽しんでいると
暗闇のなか、道路のすぐ側にたたずむタヌキ発見。
お稲荷さんにお参りしたら
キツネでなくタヌキが出た!
だます話じゃございません。これホントの話。
<近くて遠いもの>2012.12.23
12月22日(土)
今年最後の山野草講習会を開催しました。
テーマは「正月飾り」。参加された皆様は楽しみながら
寄せ植えを作られ持ち帰られました。
手作りの寄植えを家に飾り正月を迎えられます。
そういえば
「枕草子」166段の「近うて遠きもの」という記述を思い出します。
近うて遠きもの。宮の前の祭り。
思はぬはらからの、親族の仲。
鞍馬のつづら折りといふ道。
十二月(しはす)のつごもりの日、
正月(むつき)のついたちの日ほど。
普通の目でみると「近い」と思われるものが、
視点を変えて見ると
逆に「遠い」ものとして考えられる例として挙げて
います。今でも同感できます。
特に大晦日の日と翌年の正月一日の間
(続いた日ではあるが、年が改まって別な年になる
から)は 実感しますね。
逆に167段で「遠くて近きもの」を書いており
極楽、船の道、人(男女)の仲とありますが
皆様はどう考えられますか?
<正月飾り>2012.12.15
そろそろ正月飾りを用意されておられる方も多いと思います。
当店で12月14日(金)~12月14日(土)まで
「手作り作家展 お正月展」を開催しました。
出店者の方の一人、重永久美子さんも正月用の作品など
多く揃えられていました。
こういったものを家にちょこんと飾っておくと
賑やかで楽しくなりますね。
来年3月15日(金)~3月16日(金)
春から初夏向けの作品が並ぶのを楽しみにしています。
<かわいいクリスマス>2012.12.7
12月7日(金)
「クリスマスリース&大人かわいい冬の装い展」を
H2nkさんが開催。
寒い中、大勢のお客様に来て頂きました。
クリスマスも厳冬も
かわいく装うことで楽しいものになりますね。
<巳が出番待ち>2012.12.4
お坊さん(導師)も走り回る師走。
段々 気ぜわしくなりますが
しかし、走り回ろうにも
冷たい風に足が止まります。
そろそろ来年のことを言っても
鬼は笑わないでしょう。
辰年の2012年の次は巳年。
飾り物としてあるいは年賀状の題材として
「巳」をいかに
気持ち悪くなく、かっこよく表現しようか
苦心されている方が多いと思います。
そんな折、Hさんが
干支の竹細工を持ってきて下さいました。
雄と雌のカップル風に並べたのが掲載の写真。
かわいい親子の人形もあり、店に飾っています。
<深まった秋を楽しむ>2012.11.21
庭に生えているモミジなどの葉が光り輝き
柿の実とのコラボも青空に映えます。
静かな秋の風情です。
そんなところに賑やかな訪問者も訪れます。
ハクセキレイ、ジョウビタキらしき小鳥がやってきて
モミジなどの木の中でさえずりあったり
庭に置いてある大壺の水を飲んだりしています。
メジロも久しぶりに観ました。
モミジの葉が宙に舞うのを観ると
良寛の句
「うらを見せ 表を見せて 散るもみじ」
を思い出します。
人間はモミジと同じ。
死ぬときは表も裏もないものだ。
私にもその時が来た。
隠すことなど何もない。
といったご存知、良寛の辞世の句ですが
私はまだまだその境地には至りません。
人間修行が不十分ですから
薄っぺらな表も裏もチラチラ見せる程度。
まだ散りたくありません。
<晩秋風景>2012.11.11
立冬が過ぎ
庭内ではいろんな菊やリンドウ等が
にぎやかに咲いている一方で
落葉・紅葉が進んでいます。
もみじの向こうに久保小学校の
二宮金次郎の像が見えます。
黙々と「読書の秋」にいそしんでいます。
池の中をみると
メダカに混じってオタマジャクシがたくさん泳いでいます。
冬支度はできるのでしょうか?
<秋色濃く>2012.10.29
秋が深くなりました。
庭のヤマブドウやユリの木などの
葉が色づいています。
「カサカサ」と落葉する音が聞こえます。
夕方は色づいた葉が
光りに浮かび上がり
透き通って見え きれいです。
「枯葉」が「輝く葉」になります。
「老いて輝く」
そんな言葉が浮かんできます。
<アサギマダラとの語らい>2012.10.27
アサギマダラが10月26日、27日にも飛来しました。
お客様にも声をかけ庭にご案内し、蝶の姿を観て頂きました。
27日には妻が鉢に咲いた藤袴を持ってきて
「こちらにおいで」と言うと、なんとそこにとまりました。
春に、迷いツバメが羽ばたけないでバタバタしているとき
呼びかけると、手乗り文鳥のように手の上にとまったことも
あり、(動物と会話できるのかいな)と思わせるシーンをまた見ました。
<今年もアサギマダラ飛来>2012.10.15
10月13日(土)
アサギマダラが「野草の庭」にも来てくれました。
妻からの連絡を受け、庭を見ると
藤袴に一頭だけ舞い降りていました。
じっくりと撮影はできませんでしたが
今年も飛来を確認できて嬉しくなりました。
翌14日(日)大島郡の某滝の前でも
アサギマダラを二頭観ました。
そのときは一頭が目の前をヨロヨロ飛んできて
草の下に落っこちてしまいました。
手に取ることもできましたが
さわることなく
「どうした 飛び立て」と心で叫んで
じっと待ちました。
少しずつ下から這い上がるように飛び
やがて空に消えて行きました。
<オカリナの集い>2012.10.12
きょう「オカリナの集い」を開催しました。
出演者は萩市の「フー&音空流(おんくる)」と
下松市の「チェリーズ」の皆様。
そして周南市のI氏の尺八の飛び入りもあり
秋の日にオカリナ、ギター、尺八の音色が
会場にしみこんでいきました。
最後には「ふるさと」で合奏、合唱をし
盛り上がりました。
オカリナを通じての交流、練磨は
市を越え一つの輪になり大きくなって
いくようです。
<嬉しい秋の音>2012.10.10
「ドサッ」
この音、嬉しい秋の音です。
お店の近くの土地に
祖父・祖母が植えた栗の木が数本あります。
栗が実って地上に落ちた時の音が
冒頭の音です。
ここの栗は大きくておいしいと評判です。
でも今年は栗が少ないようです。
おまけに老木となって
めっきり勢いがなくなりました。
年老いた木の膚をさわりながら
「元気でいてくれよ」
そう心の中で祈ります。
<コスモス咲く旧山陽道>2012.10.3
台風一過、涼しさが増してきました。
「暑い暑い」と言っていたのにもう10月。
今年もあと3ケ月と思うと
あらためて”時の経つ速さ”に驚きます。
「季節のうつろい」を感じることが少なくなったこの頃
少しでも「秋」を膚身で感じ楽しみたいものです。
写真は店の駐車場から観た旧山陽道と建物です。
少ないコスモスでも
いかにも「コスモス街道」といった
風情が出ているでしょうか?
「野草の庭」では夜
スズムシがあちこちで鳴き声(?)を
競い合っています。
9月末には夜空を照らす中秋の名月と
セットで「小さい秋」を楽しみました。
<彼岸花>2012.10.1
今年は彼岸花が咲くのが少し遅かったような気がします。
昨年は彼岸直前にはかなり咲いていたと記憶します。
今、店の側の切戸川にも、田んぼのあぜ道にも
朱色の花を咲かせています。
川沿いの駐車場では
コンクリートの中から
一本だけ 彼岸花が顔を出していました。
孤高の花は静かに秋の日差しを浴びていました。
川では鯉がゆったりと泳いでいました。
<宇宙から戻った朝顔の孫>2012.9.16
先日、宇部市から久幸美雄さんご夫妻が来店されました。
久幸さんは宇部市にあるウベプラネタリウムで解説員を
されており、山口放送の「熱血テレビ」で
その活躍ぶりが紹介されました。
その際、宇宙から戻ってきた朝顔を氏が育てていることも紹介されました。
2010年スペースシャトル「ディスカバリー号」に
山崎直子さんが乗船されたとき朝顔の種も持参され実験されました。
その種が広島こども科学館で育てられ、3代目の種を譲られ育てられたとか。
今年7月2日に3粒撒かれ、8月21日に1輪が開花、
その後トータル65輪が開花し9月10日に花期が終わったとのこと。
育てた朝顔の写真を頂きました。さわやかな顔でした。
今のところ、DNAの変化はないようです。
来年は宇宙から帰った朝顔がもっと地球で花咲くことでしょう。
<秋の七草>2012.9.6
今年は残暑が厳しくて庭に咲いている秋の山野草はそれほど多くありません。
今、咲いている花はフォットギャラリーのコーナーで紹介していきます。
秋の花といえばすぐ「秋の七草」を思い起こします。
「秋の野に 咲きたる花を 指折(およびを)り
かき数ふれば 七草の花」
「萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
ご存じ山上憶良の歌を思い出しますね。
このなかで当店の庭では萩、撫子(ナデシコ)、朝貌(桔梗、キキョウ)は 今咲いています。これから藤袴(フジバカマ)にアサギマダラが飛来してくるのが楽しみです。
<猛暑お見舞い申し上げます>2012.8.24
もう9月は目の前というのに、
残暑どころか相変わらず猛暑が続きます。
庭の山野草も強い日差しを受けて四苦八苦。
日差しを和らげたり、水やりをしっかりやったり。
水やりする人間も汗かき、水分補給。
暑い日は蝉もにぎやか。
今年蝉の鳴き声がスタートしたのは遅かったのですが
(ウグイスが鳴きはじめるのも遅かったです)
今は盛ん。最近はツクツクホウシが仲間入り。
その鳴き声を聞くと
小学校時代、
やり残した夏休みの宿題に追われた記憶が蘇ります。
庭の後方には隣接する久保小学校の二宮金次郎の像が
木陰に見えます。
「雨にも、夏の暑さにもマケズ」
絶え間なく読書をしています。
今の子供達にこの像が目に入っているのでしょうか?
<残暑お見舞い申し上げます>2012.8.15
まだまだ暑い日が続きます。
「雨にもマケズ、夏の暑さにもマケズ」
お元気でお過ごし下さい。
先日、広島県の掛頭山に行ってきました。
アサギマダラが舞い、
いろんなトンボが飛んでいました。
秋はもうすぐ山から下りてくるのでしょうか?
<暑中見舞い申し上げます>2012.8.2
今年は3月2日(金)にスタートし、7月28日(土)で前期営業を終了しました。
只今 夏期休業中です。
と言いましても当然、水やりや草取りは毎日しなければいけません。
水をやりながら花を観察するのが楽しみです。
8月に咲いた花の一部をフォトギャラリーでご紹介します。
今年も新しい出会い、嬉しい再会がありました。
岩国や防府など遠方からも定期的に来て頂くお客様、親御さんをいたわりながら
ご一緒された子どもさん、子どもさんを連れてこられた親御さん、
それぞれが家族の会話をされている風景を見ていると、ほほえましく感じました。
これからも口コミで少しでも輪が広がってくればいいなと願っています。
<今年の折り返し点 日々新たに>2012.6.30
お店ではいろんな方と庭では花や動物達との出会い、感動を繰り返しながらもう
2012年も半分が過ぎました。
きょうはお二人のお客様が3時間あまりおられました。料理や花等に満足され心ゆくまで
楽しんで頂きました。予約制なので人数は一挙には増えませんが岩国~防府市
からリピーターの方にお出で頂きありがたく思っています。
庭の中の動物のようすを紹介します。
1.ヘビイチゴを小さな蛸壺に入れて吊るしていますと
いつの間にか青ガエルが住みつきました。
段々保護色になっています。
2.チョウチョウハッシ?
バタバタと音がするようなので見ると
二匹の蝶がランデブーのように見えましたが
そうではなく、蜜を争っているようにも見えました。
これが本当の丁丁発止?
<雨の日は雨の音を聴く>2012.6.16
雨が降ると、来店されるお客様の足元が気になります。
庭の花を観て頂くことも難しくなります。
そのときは、雨の降る庭を楽しんで頂ければと思います。
庭石や花にも艶が出ますし
心が落ち着きます。
晴れの日とは違った味わいがあります。
山頭火がこんなことを書いています。
山あれば山を観る
雨の日は雨を聴く
春、夏、秋、冬
あしたもよろし
ゆふべもよろし
「ぎゃらりー 野草の庭」も「そのときそのとき」を
楽しんで頂ければなと願っています。
<山口県も6月8日(金)から梅雨入り>2012.6.10
雨にはアジサイが似合いますね。
今、当店の庭ではヤマアジサイが競うように可愛く鮮やかな姿を見せてくれています。
日により微妙に色合いも変わります。
「紅」という種類は大分赤くなってきました。
めずらしい三瀬川テマリ(現在アジサイ協会に名前を登録中とか)も少しづつ変わっています。
最近の姿をお見せします。
<感動のツバメ物語>2012.6.5
先日、店の軒下のツバメの巣から子供ツバメがいなくなった(前述)ことから大変寂しく残念な思いを抱いていました。
きょう岩国市玖珂町の山草屋さんを訪ねたとき妻が偶然、隣の畑でツバメが地上スレスレでバタバタ飛びかけている姿を発見。近づいてみると羽と尾のところがくっついて羽ばたけない、飛べない状態でした。先の事件があったので何とかツバメを救いたい。いっそ連れて帰って介護しようかととも夫婦で思いました。
語りかけるとツバメは手の上に乗りました。ちょうどその店に居合わせた男性が妻の手の上に乗っているツバメを見てくっついている羽をはさみで切り離してくれました。
そのとき突然、頭上に親ツバメが現れ、周囲を飛び回りました。くっついていた羽と尾が分離し羽を自由に動かせるようになったので(親の元にお帰り)と飛び立たせると、子供ツバメはまず横に飛び、親ツバメの方向に飛んでいきました。
居合わせた大人6人が一斉に感動の拍手。
親ツバメはお礼を言うように人間の上を旋回して去っていきました。気持ちが通じたようで嬉しかったです。山草屋さんに聞くと、昨日からツバメは周辺にいたそうです。
猫にでも食べられなくて良かったと思います。このたびはツバメの命を救えて良かったとほっとしました。
<ツバメ帰らずホタル舞う>2012.6.5
ツバメが巣に帰ってきません。どこかで子づくりをしているのでしょうか・・
日本の空を楽しんで無事に南国に帰ってほしいものです。
ホタルの季節到来。
久保小学校裏、岩徳線の鉄橋付近の川では多くのホタルが
飛びかい、たくさんの人が夏のひとときを楽しんでいます。
当店の目の前の切戸川では20時頃から2~3匹飛んでいるだけ。
かっては10匹どころではなかったのに、昨年くらいから減少。
川に住んでいる鯉が幼虫を食べてしまうからと近所の人が語るがほんとだろうか?
庭に目をやると、赤紫、白、青色のホタルブクロが咲いています。
<ヤマアジサイが咲き始めました>2012.6.4
今の時期はヤマアジサイを中心にいろんな種類が咲いています。
詳しい品種が不確かになったものもありますがそのきれいな姿を観て頂きます。
(写真ギャラリーもぜひご覧ください)
<座敷から庭を臨む>2012.6.4
食事をとって頂く座敷より庭を臨みます。庭の緑が深くなってきました。
まだ鎧を床の間に飾っています。